テクノロジーを活用し、無人受付と安全性を兼ね備えた新しい働く環境の提供目指す。
大崎電気工業株式会社と、株式会社スペイシーは、「NEXT 100tex Lab(ネクスト ヒャクテックス ラボ)」の協創プロジェクトにおいて、管理者が常駐せずとも安全・快適・便利に運用可能な、新しいスマート・コワーキングスペースを共同開発します。
(1) 背景・概要
都心だけでなく地方においても、子育てと仕事の両立や、仕事に謀殺されない個々人のライフスタイル重視の働き方が求められています。
しかし、都心で展開されているような受付・サービスつきのコワーキングスペースでは、投資規模が大きく地域企業の参入が容易ではないという課題があります。
無人受付の簡易型貸し会議室プラットフォームを展開するスペイシーが、新たにコワーキングスペースのためのシステムを開発しました。今年9月に同社のシステムと大崎電気工業の開発するスマートロック「OPELO」とがAPI連携し、不特定多数の利用者に対して、安全に入室管理ができるセキュリティシステムを実証する発表を行いました。
今後、同システムをセキュリティ面だけでなく、居住性や生産性向上などに役立つサービスを無人環境の中で提供していくため、スペイシーが本社を構える半蔵門のコワーキングスペース物件にてサービス共同開発を推進します。
本モデルの地方展開が可能な形で早期にサービス化し、都心一極集中ではなく、通勤しなくても職住接近で働くことを目指します。
(2) 大崎電気×スペイシーによる新たなコワーキングスペースが目指す提供価値
物件の仕様を選ばずコワーキングスペースとしての受付・入退室管理が可能となり、コワーキングスペースの設置・運営を容易にすることができます。
これにより以下の社会課題の解決に貢献してまいります。
・職住接近型による通勤時間の削減による働き方改革の推進
・空き家のワークスペースへの転用による活用を通じた空き家対策の推進
・ベッドタウンで働くことができるためオリンピック開催期間の通勤緩和
・多様な企業とタイアップしたコワーキングスペース向けサービスの拡充